Qman's Diary

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Mobility Transformation 2019に参加してきました

2019/11/15に開催されたMobility Transformation 2019学校をサボって学生として参加してきました! (学校から招待が来てたから多分サボりにはならないはず…結局一日中休んじゃって申し訳ない)
結構緊張したし疲れたけど楽しかったです!

参加経緯

参加しようと思い立ったきっかけは、学校からのメールでした。
TwitterのFFとかだったら多分私の高校を知っているんですが、私の高校は自主的な行動に力を入れてる高校で、その行動の手助けという形(?)で学校用メールアドレスに高校から様々なイベントの案内のメールがよく届きます。
興味のないメールも多いのでスルーすることも多いのですが、偶然にもMobility Transformationの招待メールが目に留まり、面白そうだと思ってその場のノリで申し込みました(多分後に伸ばすと申し込まなくなるので…)。
正直参加費が1人30000円(ブロガーやインフルエンサーは15000円)というのを見てびっくりしてしまいましたが、学生が無料で良かったです。まあ招待されてたので元々無料でしたが。

イベント当日までに、「ビジネスチャンスを逃すな!参加者と繋がるSNS!」みたいなメールが何度も来て本当にビジネスマンしかいないところに放り込まれて終わるのでは?とびくびくしながら過ごしていました。

イベント当日

危うく六本木ヒルズと虎ノ門ヒルズを間違えそうになりながら向かいました。虎ノ門ヒルズ、初めて行ったけどめっちゃ綺麗で広くて「東京にこんな場所があるのか…」なんてバカなことを言ってました。
トイレに行くためにビルの中を彷徨っていたら「虎ノ門ヒルズレジデンス」なるものを見かけて「ここ人住めるの!?」なんて驚いてました。今ググったら最低でも家賃70万円/月…恐ろしい…私みたいな小市民には一生関係ないことですね…
そんなこんなで、5階にある虎ノ門ヒルズフォーラムに到着しました。


上がってきたところは会場のど真ん中で、Uターンして後ろに歩いていくと受付があるという形でした。(これフォーラムとしてどうなんだろう、個人的にはあまり良くなさそうに思えるけど)
このイベントでは「事前にチケットを印刷してきてくださいねー」と言われていて、チケットといえば手のひらに収まる紙切れという認識の私は恐る恐るA4サイズのコピー用紙にチケットを印刷していったのですが、正解だったようで安心しました。
A6サイズのパスケースに4つ折りにしたチケットを入れて行動しました。


このイベントの目玉は各企業から集まった登壇者によるセッション(特定のテーマについて話すこと)ですが、スポンサーとして参加している企業もあり、それらの企業は出入り口近くのスペースに小さなブース(おでん屋の屋台みたいなサイズのやつ)を構えていました。
私が申し込んだセッションは午後だったので、午前中に行った私はしばらくそれらのブースを見て回ることにしました。
いくつか印象に残ったブースを書こうと思います。

株式会社ソラコム

ブース近くで呼び込んでいる人がいたので、誘われて行ってみました。
IoTに関連する興味関心について聞かれたので、「ラズパイとかArduinoとか使ってますがおうちハックやってみたい」と答えました。実は近日中に引っ越しをするんですが、引っ越して生活が落ち着いたら自動水やり機くらいは作りたいと思っています。
そうしたらIoTスターターキットなるものの存在を教えてもらいました。公式サイトから買えるっぽいですが、正直なところ音ゲーにせっせとお金を溶かしている学生に$148はつらい…
他にも、ソラコムのSIMはポケトーク(小さい翻訳機)にも入っているとか、そういう活用事例を聞いた後、従量課金制のSIMカードを貰いました(発行手数料が無料になったことになるらしい)。
さすがにSIMカードを貰えるとは思っていなかったのでびっくりしました…でも使う機械が高いんだよなあ。できればラズパイとかに繋げて使ってみたいですが。

株式会社Pyrenee

ソラコムの隣にあったので行ってみました。
ここでは「Pyrenee Drive」というAI運転アシスタント(の試作)を見せてもらいました。
既存の車に取り付けることができるもので、他の車や自転車、人間を前のカメラで検出して警告することができるというものだそうです。
実際に試作品を見ましたが、人間を正しく検出していました。
今後はドライバー側にもカメラをつけて、居眠りの注意や、急な発作による動作を検出して通報するなどの機能を搭載するそうです。
後づけでできることを模索するとこうなるということが知れて面白かったです。

積水化学工業株式会社

積水といえば積水ハウスしか知らなかったのですが、積水ハウス自体が積水化学工業株式会社を母体としたところだったらしいです。
ここでは2つ開発中の製品を見せてもらいました。一つは電磁波吸収マット、もう一つは光を通す革(を利用した車内ディスプレイ)です。
まず前者についてですが、今は自動運転などの技術がトレンドになっています。それらの技術の多くは電波を使います。やがて自動運転車のように電波が重要な役割を占める車が人口に膾炙したとき、 「電波同士の干渉」が問題になるのではないか、ということです。
実際、現在でもWi-fi(2.4GHz)と電子レンジ(2.45GHz)が干渉して、通信が妨害されるといったことが起きています。
もし車のような人命に関わるものが電波の干渉によって誤作動を起こしたら…できれば想像したくはありませんが、そうもいきません。
そこで、来たる未来に備えて、このようなものを開発しよう、ということです。
2つ目ですが、車の運転台は革のような素材で覆われていることが多いと思います。そこに情報を表示するために、光を透過させられる革を開発しよう、ということだそうです。
ここで重要なことは、表示することが目的ではなく手段だということで、何を表示するのかを考え、目的に合うように作るのが良いことというわけです。
学生として激励ももらい、非常に刺激になるとともに考えさせられました。

セッション

セッションは、いろいろな会社からスピーカーが出て、決められたテーマに沿って話すイベントです。
私が見たセッションは、「移動の進化によって変わる都市と生活」というものでした。
株式会社ドッツの坂本氏を司会のようにして、マイクロソフトの清水氏と三井不動産の川路氏が登壇しました。
マイクロソフトや三井不動産のような「移動」とはあまり関係のない会社がMaaS(Mobility as a Service)に取り組むのか、MaaSよりももっと手前にあるデジタル化、といった内容のトークでした。
セッションの最後には「隣の人と名刺交換してみよう!」のような時間が始まって少し焦りました。名刺は持っていませんでしたが、隣りにいた建築業界の方とお話ができて面白い経験でした。


セッションが終わったあと、ミートアップスペース(ホットコーヒーやカロリーメイト、SOYJOYが置いてある)に行ったらwhat3wordsの方のLTが始まり、聞くことにしました。
英語でなかなか聞き取るのは難しかったですが、プレゼン資料もあり、また、既に知っていたのもあり、すんなりと理解できました。
what3wordsは3単語で場所を表すというものであり、地球上を57兆個に分割し、その1マス(3m×3m)に3単語を割り当てるというものです。
住所は本来配達システムのためにあり、細かい待ち合わせ場所を示すのには少し不便です。(実際待ち合わせで苦労したことがあるので共感しました)
一方で、座標は位置を正確に表せますが、人間が扱うには少々不便です。
what3wordsは、単語を使うことでそれらの不便さを解消した、ということだそうです。

まとめ

このようなカンファレンスに行ったのは初めてでしたが、前日までも当日もビジネス色が強くて少しビクビクしていましたが、実際行ってみると楽しかったです。
私は学生なのでビジネスからは少し遠いのですが、こうやっていろいろなアイデアに触れたことで、今後アイデアを出すときの参考になれば良いと思いました。


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